【第二弾】年金の受け取り方考えていますか?(非課税世帯になる年金額編)
前回の記事で年金繰上受給で非課税世帯になるメリット・デメリットについて書いていきましたが、今回は年金をいくらに調整するのが最も良いのかを検討していきます。
65歳以上で所得は年金所得のみと仮定し、非課税世帯になる老齢年金額を考えていきましょう。
まず独身の場合、年金所得控除と基礎控除の合計の老齢年金年額158万円が上限になります。これは簡単でいいですね。
夫婦の場合は2つの選択肢があります。
1、夫婦それぞれが、老齢年金年額158万円以下
2、夫婦の一方は老齢年金年額158万円以下、もう一方は老齢年金年額211万円以下
です。
1の場合は独身者とおなじ理屈で非課税となり、住民全員が非課税の非課税世帯へとなります。
2の場合は年金が年158万円以下の配偶者が、配偶者控除(43万円)の対象となるため、二人とも非課税になります。ただし、一方が死亡した時の状況が違います。
年金額が多いほうが先に死亡した場合は、遺族年金(非課税)を受給できる可能性もありますし、非課税世帯も維持されます。
年金が少ないほうが先に死んだ場合が問題で、遺族年金がもらえる可能性はなく、また配偶者控除がなくなったときに課税世帯へとなってしまいます。
どちらを選べばいいか、未来のことはわからないので難しいですね。
以上『非課税世帯になる年金額編』でした。
次回は年金受給における我が家の方針について書きたいと思います。
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【第一弾】年金の受け取り方考えていますか?(年金繰り上げ受給のメリット・デメリット編)はこちらを確認ください。